山留の計測
地面を深く掘り下げる工事を行う際、周囲の地山の崩壊や漏水を止める目的で、山留め壁により周囲を囲います。この山留め壁および支保工の計測を行うことにより、現場の安全性を確保し、周辺地盤への悪影響などを未然に防ぎます。
■ Example-01 ■
立坑築造工事に伴う土留め壁応力の計測
軌道直下へのアンダーパス工事の立坑築造に伴い、土留め壁の計測管理を実施しました。工事影響の有無を確認し、異常時には早期に対処するために計測します。山留壁の水平変位および応力を計測管理することで坑内作業の安全性を高めます。使用した計測器「挿入式傾斜計」「ひずみ計」
■ Example-02 ■
開削工事に伴う切梁軸力の計測
SMW連続壁による開削工事の際、掘削に伴う山留め壁の崩壊および過大な軸力による切梁・腹起しの座屈が懸念されます。支保工材「切梁」の軸力計測(引張力または圧縮力)と土留め壁の水平変位計測を実施しました。異常時に対処するために計測管理することで、坑内作業の安全性を高めます。使用した計測器「切梁ひずみ計」「多段式傾斜計」
■ Example-03 ■
立坑築造工事に伴うアンカー荷重の計測
軌道直下でのアンダーパス工事の立坑築造において、掘削により支保工材「グラウンドアンカー」の荷重は増加します。計測器を設置することで、その数値を設計基準値と比較し管理することで工事の安全性を確保しました。使用した計測器「ロードセル軸力計」「多段式傾斜計」